研究員 林 芙優
私は2026年3月に金沢大学大学院博士課程を修了し、博士号(薬学)を取得しました。このような機会を賜りました和田社長をはじめ、熱心にご指導いただきました加藤先生、増尾先生に心より感謝申し上げます。
私は社会人大学院生として2022年4月に大学院へ進学しました。社会人大学院生とは、企業などに所属しながら大学院で研究活動を行う制度であり、業務と研究を両立しながら専門性を高めることが特徴です。私の研究内容は核酸と記憶力の関係を探ることです。マウスを用いてDNAやRNAの摂取が記憶力に与える影響と、その作用メカニズムを明らかにすることに取り組みました。その結果、DNAとRNAを摂取した場合、記憶力が改善しますが、それぞれの作用機序が異なる可能性を示すことが出来ました。大学での研究と業務の両立については、工夫次第で効率的に進めるしかないと考えていた為、負担に感じることはありませんでした。一方で、私が強く意識していたのは、企業に所属する立場としての責任です。企業の代表として大学院に在籍している以上、日々の振る舞いが企業の印象につながるという意識を常に持って行動してきました。また、周囲の学生からは一人の社会人として見られる立場であることから、これから社会へ羽ばたく学生にとっての一つの指針となるような姿勢でありたいと考えていました。研究スキルや人間力は、生涯成長過程だと思っていますが、大学院での経験を通じて、責任感を持って行動することの重要性を強く実感しました。加えて、研究活動を通じて専門的な知識や思考力を大きく高めることができました。
この大学院生活を通じて培った責任感と学んだ知識を活かし、核酸素材の進化に携わりながら、研究成果をより良い素材開発につなげることで、皆様の健康・美容に貢献できるよう邁進したいと思います。

