次世代核酸ラボFDは緑豊かな国立東京農工大学の先端産学連携研究推進センターにあります。高度な研究開発機器を揃え、核酸の機能性研究や、健康増進や美容に役立つ食品原料、化粧品原料の研究開発を行っています。
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東京農工大学
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先端産学連携研究推進センター
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機能性研究室
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開発室
主な研究開発機器のご紹介
研究部門
蛍光顕微鏡
目的とする特定の細胞を蛍光で可視化することにより、構造成分や細胞の動きを観察することができる顕微鏡です。例えば核酸原料の添加によってATP産生が促されるのか、また、ミトコンドリアの働きにどのように影響があるのかといったことを評価することができます。
全自動セルカウンター
培養細胞の細胞数を迅速かつ正確にカウントする装置です。実験を行う上で細胞数を正確に知ることは大変重要です。細胞数は時間とともに変化するので素早くカウントすることも実験の正確性や再現性を保つためには重要です。
リアルタイムPCR
蛍光によってメッセンジャーRNAを検出して遺伝子発現量を定量的に調べる機器で、分子レベルの研究には欠かせません。例えば細胞から抽出したサンプル中で抗酸化に関連する遺伝子がどれくらい発現しているかなどを調べることに使用します。
クライオシステム(試料保存用 液体窒素容器)
研究に用いる筋芽細胞や皮膚細胞などを液体窒素に漬けて凍らせて保存するための冷凍保存容器です。マイナス196度で半永久的に保存が可能で、必要な細胞をいつでも新鮮な状態で研究に用いることができます。
実体顕微鏡
観察対象を薄切標本(プレパラート化)にせず、そのままの状態で観察できる顕微鏡です。次世代核酸ラボFDでは、モデル動物としてショウジョウバエも扱うのですが、麻酔で眠らせた状態で数を数えたり、雄雌を分ける作業などに使います。
開発部門
スプレードライ
液体原料を熱風中に噴霧して瞬時に水分を蒸発させ、乾燥粉末(顆粒)にする装置です。私たちのラボでは、フル回転で核酸原料の試作品を作っています。粉末化された核酸原料の試作品はすべて機能性が評価され、厳選された原料が最終的に製品に使用されます。
HPLC(高速液体クロマトグラフィー)
核酸原料に含まれるさまざまな成分を分離し、種類や分子量の分布などを測定する機器です。核酸原料の試作品は、自社の特許を用いて核酸成分の種類や量を調べます。それらを知ることで、さらに機能性の高い核酸原料の開発が可能となります。