科学用語の解説

  • 海馬

    大脳辺縁系の一部。記憶や学習能力に関わる脳の器官です。

    • グリア細胞

      脳の実質細胞のひとつ。神経細胞の足場となる支持細胞としての働きや、神経細胞の働きを助ける補助細胞の役割を担う。最近では記憶学習など脳の高次機能が神経細胞とグリア細胞の相互作用を介して制御、調節されていることも示唆されています。

      • シナプス

        神経細胞(ニューロン)同士の接触部。隣接する神経細胞の間には隙間があり、電気信号を伝えることができないため、神経伝達物質を分泌して次のニューロンへ電気信号を伝えています。シナプスでつくられる神経伝達物質は100種類以上あり、運動神経と副交感神経末端からは主にアセチルコリンが、交感神経末端からは主にノルアドレナリンが分泌されます。

        • 神経幹細胞

          脳の海馬や脳室に存在する増殖性の細胞。神経細胞などに分化することができます。

          • 神経細胞(ニューロン)

            脳の実質細胞の一つ。互いにつながりあうことで情報伝達が行われます。核を持つ細胞体と、そこから出る短い樹状突起、長い軸索(神経線維)で構成されています。

            • 神経伝達物質

              神経細胞同士がつながるシナプスで情報を伝達するために放出される物質。アセチルコリン、ノルアドレナリン、グルタミン酸、セロトニンなどが知られています。

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